恋愛工学が危険なのは「もっとも恥ずべきセックス」だからではないし、「女性に優しくしたからモテない」も間違っている
とりあえず読んでおいて欲しいもの
恋愛工学が危険なのは恥ずべきセックスだからではない
端的に言うと、危険なのは「犯罪」だからですよ。
元に、実際にそれに影響を受けて犯罪までやった人がいるわけだし。
(本人は「表現の自由」と否定していたが。)
そもそも「一部だけ見て判断をしないでください」と言っていた割には過去に
「努力を重ねてそれなりに経済的、社会的に成功すれば、恋愛勝ち組男が性の捌け口に使った後の、値ごろな中古車ぐらいは乗れるようになりますからがんばってくださいね。」
http://blog.livedoor.jp/kazu_fujisawa/archives/26941044.html
って書いているからな!
間違いなく女性をコマとしか見ていないし、(おそらく)工学生からはいかに金を巻き上げ考えることを辞めさせることについてしか考えていねえからな!「とりあえず相手をその気にさせるためには挿入しろ!」「でも、犯罪になるような、告訴されるようなことだけはするなよ!(俺が商売ができなくなるから)」としか藤沢は考えていねえから。
んで、タイトルに上げたそれもそうだけれども、森岡先生のエントリで違和感を感じた部分はまさにここにあった。
女性が「誰かの大切な人」であるから「人権を大事に」とういうところに強烈な、飲み込めないくらいの違和感を感じた。
そう。
「相手の女性に人権がある」のは「女性は、誰かのものだから」ではなく、
人間だからだよ!!!!!!!!
人間には人権があるんだよ!!!!!!!
(もっとも、政府も行政もその人権を侵害しまくっているし「人権を与えすぎた」と言うのが政府の中軸にいる始末だけれども)
だって、「女性に輝いて欲しい(権利は削るし犯罪にあっても自衛な)」とか「さらに職場に進出してほしい(その話し合いには男性しかいないけれど)」「ひたすら男を立てて欲しい」ということをずっと国家単位でやっているわけなんですよ。明らかに所有物だと思っているからそういう態度を取ってくるわけで。
それと同じように、単なる相手の意思を無視し、あまつさえ暴力的でしかない行為を「恥ずべきセックス」と言うのは「もっとうまくやったれよ」というようにしか聞こえないんだよね。そこが最も違和感を感じたところだった。(全文を読んだけれども、性暴力そのものを明確に批判しているようには思えなかった)
恋愛工学が悪いのは人格障害だからではない
はい、ゴミ。もうゴミでしかない。この時点で(2つ目の記事は)ゴミ箱行き。
そら、あんたはそうやって煽ってアクセスを稼いでいるだけだろうけれども
(どうしても批判目的のためにはリンクを貼らざるを得ないが)
恋愛工学が悪いのはミソジニーであり、人権侵害であるからです。
誠実に優しく向き合ったけれどモテない、というのが間違っている
違和感を感じたことは他にもあるけれども、それってそもそも…本人がそうやっているつもりで全くなっていないだけなのでは?
前から「殴らないオタクよりも殴るDQN」みたいな論がネットではあったけれども、ネットでは(言葉で)殴ってくるオタクが多いし、DVによって支配していることを批判せずに「俺らは優しい(と自分で想定している)のに!不公平だろ!」とミソジニー道を突っ走っていくのはよく見てきました。「オタクだから女の子を守ります」と言っていたのが、今や誘拐監禁事件が起きたら「実は加害者男性は子どもを保護して大切に扱っていた!」と言う(全く事実ではない)ことを広める始末だったし、ようは、最初から守るつもりがなかったそれと同じように思えます。
それに、尊重をするから付き合える、というのもおかしいよ。
イギリスの性暴力を訴える公告だったっけ?そこで紅茶を例に出された話があった。
- 相手が一度「はい」と言っても、その後「やっぱりいいや」と言ったらそれは尊重されないといけない
- 朝起きて、無理やり紅茶を飲まされたくはない
- 気分じゃない時に無理矢理飲みたくはない
- 見ず知らずの人に飲ませることはあってはいけない
- 酔っ払った時に無理矢理流し込まれたくはない
…逆に、これくらいのことを言わないと理解できないくらいには、ミソジニーに慣らされてしまっているのかもしれない。
恋愛工学も恋愛市場も「脅し」で成り立っているし、日本はミソジニーだ
そもそも、恋愛工学が無い時代からホットドッグ・プレスというものがあったし、「女クリスマスケーキになるな」(25まで売れ残るな)という脅しはあったわけで、脅して実行させるという意味ではそんなに変わっていないのかもしれない。
ただ、恋愛工学は「貶められた自分の男性性を、吸血鬼が血を吸うかのように女の血を吸う」という風にしか思えないわけね。早い話が、性暴力指南でしかないし、そこに理由をつけようとする、もしくは本人もそういうところがあるからここまで結論を間違えるんじゃなかろうかなあ。
そもそも、あれを連載化させた講談社のアフタヌーンは万死に値すると思うし、それが「普通に」出回ってしまう、というくらいには日本はミソジニーだよ。